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2016/11/23

海外アートイベント会場でも銃撃の危険はあるのか

日本にいて気づかないのは、銃規制が最も徹底した国のひとつが日本だということ。薬装連発短銃の個人所有は不可能です。単発でも全国50人限りの競技者枠で、銃は警察署に保管します。

日本の平和ぶりを示す好例に、ケネディ大統領暗殺の陰謀説があります。オープンカーの後席の大統領を撃った犯人は、前席の運転手だとする新説です。銀色のハンドガンを撃つ一部始終の動画がネットにありました。

大勢の観衆が見ている中でこっそりと銃口を後に向け、大統領の頭を撃ったオートマチックピストルとやらの正体は、運転手のセットされた髪型が日光で輝いている部分です。しかし主張者は明らかに本気で、発砲すると音と炎と煙とモーメントとにおいが発生することを知らないようす。

たとえば、映画『ダーティーハリー』のSW44マグナムで市販実包(純正火薬量)を撃つと、レストランなら店内の全員の鼓膜が破れるでしょう。無煙火薬でも火と煙がドバッと出て、銃身が跳ね上がり後へ飛び、グリップが弱いと手が滑って銃がねじれつつバクテンしたり、撃鉄が額に刺さる事故も。においが店内に立ちこめて。衆目の中、人知れず撃つのは不可能。

海外では、一般人が銃を持っている確率も上がります。一例は中立国スイスで、よく日本の国会議員が理想の平和国としてたたえた後で黙るのは、スイス方式は全国民が兵士だからです。多くの家庭に自動小銃を配備しています。戦闘訓練する徴兵もあるし(女性は希望者のみ)。

異国で銃の乱射にでも出くわすと、犯人が照準しにくいよう行動する必要があります。それだけではないようで、先日コロンビアを旅行中の大学生が、強盗を追い詰めて撃たれた殺人事件がありました。盗られ用のスマホを別に用意する必要もあるでしょう。
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