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2017/01/01

世界で激動前夜のつづきが始まる2017年元日

日本の少女漫画『ベルサイユのバラ』の時代。フランスの為政者と政商など裕福な上流階級たちは、1789年のフランス革命へと社会が動いている最中に、こう感じたはず。「大衆が感情に走り出してポピュリズムが起きている」と。

そんなフランス革命の21世紀現代版が、欧米で始まったのが昨年の世界史です。対して為政者や裕福な上流階級たちは、テレビ局や新聞社を通してポピュリズム批判を展開しました。大衆が騒いだせいで、民主主義が危機に瀕しているという言い方で。愚かな大衆たちめ、と言いたげ。

ところがネットという1789年にはなかったニューメディアを背景に、異質なニューリーダーが欧米各国で伸びたのが2016年までのあらすじ。『ベルサイユのバラ』にも、ソーシャル・ネットワークなんてものは登場しなかった。それを活用するアメリカ大統領たち。

おごれる者は久しからずに該当するのは、登場人物のうち誰なのかという、現代の謎かけが進行しています。日独社会はポピュリズムになだれ込むきざしは小さく、日本革命やドイツ革命は準備中でないようです。両国の為政者や裕福な上流階級たちは、一応胸をなで下ろしています。

言い替えれば、両国とも国内でガス抜きするものがないのです。両国の庶民は延々とGDP伸び率が最下位の忍耐を強いられる気持ちで、灰色の空気が混沌として長引きそうです。

それにしても、イギリスととアメリカなど民主主義の優等生たちが、今になってポピュリズムとやらで動いたのはなぜか。おそらくフランス革命以来、民主主義の本質がポピュリズムだからでしょう。そもそも民主主義を守るためにポピュリズムをなくせ式の、報道内容はおかしい。さあ2017年がスタートしました。謹賀新年。
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