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2017/01/17

美術と音楽ではイベントの回数が違いすぎ

美術と音楽を時々くらべますが、音楽活動で目立つのはイベント回数の多さです。多少でもファンがいるからコンサートが開けるのも確かですが、年間150日ステージに立つのは多い方だとしても、50日ならざら。

アメリカのジャズ系の大物は、若い頃に一晩に二カ所というのもよくあり、日本の現代クラシック系も国内を飛び回っています。全県を回るのもあるし。音楽では、表現者たちはせっせと布教活動を続けています。武道館だけでなく。それだけに鍛錬の積み重ねも多大で、腕は確か。

一方、美術を年150日展示したり、10回という美術家もあまりいないのかも知れません。美術の露出度は音楽よりかなり小さく、この程度でミュージシャンと同等の待遇が受けられないのは納得はできます。

アートフェア参加の初心者は、全作品が売れて即注目されるような、シンデレラストーリーを何となく思い描く瞬間があるでしょう。しかしリアルタイムの出世は、世界の美術館にある巨匠作品には起きなかったことです。『モナリザ』などは、当初はどうでもいい余技の絵だったし。

今から4日後に、ベルリンで展示会を行います。最後は駆け足でしたが、細かい準備の成果を皆で確かめます。しかし各作家が得るものを大きくできても、一夜で人生を変えるまでは行かない前提です。美術分野で一発屋は出ないものです。

本気なら、同じ美術展が年に2度あってもよいのですが、日本にそんなイベントはないような気が。ところがドイツには、年に4回行う同じアートフェアがありました。3カ月空けばテンションが落ちず飽きもしないアート関心と、4回できる資金でとても勝てない気がしました。
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