FC2ブログ
2017/02/01

円高と円安と日欧の美術活動

円の為替は、海外で行う美術展にも関係します。1ドルや1ユーロが何円になるか、円の数字が高いほど円安です。1ユーロ120円よりも130円が円安で、円が弱い。

円安なほど日本からEU国へ送ったイベント資金は、ユーロ金額が減ります。円安なほど送った1万円が低いユーロ額に換算されるから、現地で使い手が落ちる。その反面、作品が売れて日本へリターンする時に、円換算した日本での取り分金額は増えます。

海外イベント参加者にとっては、円安なほど参加費が高くなって、その代わり売れた時に多くもらえる計算です。逆の円高になれば、効果も全て逆になります。

25年前のバブル時代後期には、毎日円高の話題がニュースでした。1ドル80円とか。円高だと輸入品が安く買え、当時は海外製品の内需が拡大したのです。ブランドバッグ、音楽CD、高級ウィスキー。また海外旅行した先で、円の強さで高額のおみやげをたくさん買えました。市民生活には円高がうれしいもの。

今1ドル100円少し。これに対し米トランプ大統領は、日本が為替を円安に操作していると批判しています。疑念の背景は、自国通貨安で輸出品を相手国で安売りできる、貿易の策略です。輸出業者が自国の国力が落ちる衰退を生きがいとする、奇妙な国際競争が続いています。

変動相場でない中国の人民元切り下げの件で、90年代にしょっちゅう議論された話でした。日本はむしろ思うようにできず、他国にただやられるだけの為替失策の国だと、延々と言われていたのですが。
関連記事
スポンサーサイト