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2017/03/11

東日本大震災3.11から6年

あれから6年、全く風化していないのがよいことなのか。しかし今またテレビ番組で特集するせいではなく、現実に東北からの話題も減っているから、逆に国民の心に引っかかっています。復興作業も現在進行形のまま、一段落ついていません。

よりにもよって不況の二番底の、次の三番底が来るぞと言われていた時の天災でした。比較的羽振りがよかった芸能関係や、大企業からの大きい寄付以外は長く続かず、復興税も小さいものにとどまっています。バブル経済の範囲内の終盤だったので一般からの寄付が集まった、阪神淡路地震との差になっています。

復興予算が復興以外の別方面に多く流用されたことも知られ、日本は決定的に貧乏状態です。地震災害を逆手に取る、強引な景気アップには結局できなかったみたいで。以後の6年もグローバリズムのデフレスパイラルを深め続けて、中高年の実質失業率も上がる一方で。

海水が入ってきた地では、当初は大胆な都市計画も考えられました。宅地をいくらか高台にずらしたり、上げ底型の集合住宅を増やすのは、結局どの程度実施できたか。ほとんどは、低地に再びまちづくりして何だかなあという感じ。

参加者の中にも、復興ボランティア向けのプリントTシャツをデザインして、ロイヤリティーを赤十字に寄付するチャリティー商品に参加した方がいるでしょう。美術界からの資金はささやかな規模にとどまり、日本の中で存在感のないアート業界を実感したものです。

強いて言えば、巨大災害で日本は目立ち、欧米のアート展で日本特集が増えたぐらいでしょう。この勢いを日本に引き込んで内需につなげられないかと、ささやかな希望はあります。消費税でとどめを刺した、国民の意気消沈が壁ですが。
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