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2017/03/19

日本の桜ソメイヨシノの由来は今も謎なのか

サクラの季節になると出る話題に、花見のサクラ並木に多い種ソメイヨシノの由来があります。今ならDNA鑑定でわかるはずだと思っていたら、すでに調査が進み、日本の在来種同士の交配種と確定しているそうです。

日本に古くからある物産は、二つの運搬コースが言われてきました。ひとつはペルシャ、インド、そして随や唐など現中国から海を渡って来たもの。正倉院の宝物が一例の、シルクロード。もうひとつは、かつて南方と呼んだ東南アジアから、沖縄を経るなどして本土に着いたもの。

ソメイヨシノもそれらのコースが推定されて謎でしたが、実は人が住まない太古から列島に自生していた種が直系と判明し、これで歴史ロマンもしぼんだかも知れません。命ある生き物だからわかりやすい。そして在来種の交雑比は不詳でも、挿し木は人為的で昔の日本人が広めたことも確か。人名も見当がついていたかも。

観賞用に花びらが大型化され、日本中の並木は同一個体のクローンらしい。そのソメイヨシノがワシントンにも輸出されていて、この寒波でまとまった数が枯れたニュースがありました。もしかすると日本から再び送るのかも。とにかく温暖化が望まれます。

ところでサクラを写真に撮るのは難しく、目で見た印象と違う雰囲気になり、意外に絵になりにくいのです。理由のひとつは、ソメイヨシノの花の色が微妙すぎて、機材で生じるカラーフェイリア(色味のずれ誤差)が勝ってしまう点もあります。

サクラの花は何色かというクイズがあり、ピンクと思っても実際はかなり白色に近い。その落差はよく心理色で説明されますが、山沿いに見るヤマザクラがソメイヨシノより赤い花に見えるのは別の理屈です。ヤマザクラの花は白なのに新芽が赤いから、印象派絵画の点描効果です。遠景と接写でかなり違って見えます。
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