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2017/03/26

新科目の道徳教科書でボツとした日本のパン屋

小学校の新科目となる「道徳」の教科書検定の話題。郷土愛不足という意見がついた例にパン屋の物語があり、和菓子屋に変えたら合格した報道がありました。これを聞いて、明治時代の「あんパン」開発を連想した人も多いと思われます。調べると4月4日が「あんパンの日」だとか。

あんこを後付けでなくパンに内包してつくる方式で、和菓子に近い独自製法だったという。さらに連想してメロンパン(関西はサンライズ)やうぐいすパンなど、日本発のパンがあります。しかし、海外からの注目はそのあたりにとどまらず。

来日旅行客が話題にした、トンデモなパンも連想しました。試食してマニア化したり、絶対食べない宣言も出た4種です。「カレーパン」「やきそばパン」「スパゲティーパン」「ポテトサラダパン」という、いわゆる調理パンがそれ。海外で驚かれる理由のひとつは、炭水化物同士のセットだから。

小さな手作りパン屋を持ちたい人がけっこう多いのは、自分が食べたい以外に、独自の工夫の余地が望めることもあるでしょう。市販の手作りパンを見て改良の余地を感じ、色々と思いついた新規参入もあろうし。成否は水ものではなく、能力主義的な要因が大きいし。価格破壊も不要。

ルーツが洋物のパンでは、郷土愛や愛国にならない暗黙の諒解だったのでしょう。が、かりんとうや金平糖などの専門店にくらべ、パン屋は日本色を出せる創造的な場に変わっているから、教科書で位置づけ直す機会だったかも知れません。古きを守る伝統ではなく、新しきをつくる伝統として。

同時に、もっとくだらないことも連想しました。パン屋と和菓子屋の呼び方です。XX屋は放送禁止用語に含まれ、XX店やXX業と言い換える自主規制が放送局にありました。パン屋は不適切な言葉で、製パン店が適切な言葉だとの内部規制。今回のニュースでは規制しませんでしたが。
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