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2017/06/11

美術よりも早くひっくり返ってしまった野菜健康法

日本で売られる鶏肉はブラジル産が多く、輸出元の食品不正があって各国で禁輸となっていましたが、最近解けました。しかしそうなる前から、アメリカでは輸入禁止対象だそうです。アメリカが禁止するとは相当なもの。

危ない食品をあげていけば、食べるものがなくなると騒ぎが起きたのは、1960年代でした。語りぐさがあり、香り高いジュース類が無果汁だと雑誌『暮らしの手帖』が暴露したのがひとつの事件でした。

最近では、ニュースに多い小麦アレルギーとは別に、出回り始めた警告は野菜です。一昔前の日本では、野菜は健康に良く肉は悪いとされました。たぶん当時のチョコレートやピーナツと同じで、肉は値段が高かったから、買わない理由が後づけされた気がします。つまりイソップのぶどう。

ところが1990年代に学者が「野菜には毒が多い」と生物学の基本を告げて、近年は信じられ始めたのかも知れません。野菜の毒はジャガイモの芽やホウレンソウのアクが連想されますが、動物に食われないよう全般に毒素が多く、新しい話題は年月経て悪影響する遅効性物質です。後年になって害が現れる毒。

健康食品でもある植物性オイルにも、長年かけて脳障害を起こす物騒な説が出ています。日本に菜食主義が流行らないのは、もはや輸入肉が安価で地場野菜が高価になった逆転もありますが、確率的なリスク分散を図る合理性もある気がします。賭けをせず、どの馬にも賭けるローリスク・ローリターン。

美術ではよく駄作と名作が交代しますが、その変化は時代をまたいでスローです。一方で、コーヒーや卵やスイカの評価が変更される早さを思えば、美術は価値が長続きするたとえに使えるほど安定しているのかも。
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