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2017/07/25

日本が経済成長する前提を大前提としなければ

「日本はもう経済成長しないから、それに合わせた国づくりを考えるべきだ」と、ひんぱんに耳にした7年間でした。この言い方を、20代の若者なら許せません。言うのが70代の名士なら、若者も頭に来るはず。年輩は過去の経済成長で財を得て、余裕の笑顔で日本沈没にいいね!を押す。

そもそもこの25年間、アメリカもEU国もブリックス国も東南アジアも、経済成長しました。フランスもドイツもG20も。例外的に日本だけが一人、GDPの横ばいを続けたのが統計。相対的に国際ランクも急直下。これでよしと永遠の斜陽にゴーサインを出す年配者の影響で、国内空気はよどむばかりです。

国ぐるみ25年間も落ち続けたせいで、少子化にも拍車がかかりました。すると今度は、結婚しない特殊な奇妙な若者たちが現れたと言い出し、連中が日本を傾けた犯人だと話を向け始めたのです。

最近経済新聞が、さらに奇妙な論を情報発信しました。若者たちがシェアハウスに住み込んだ現状を指して、昭和末期の漫画『めぞん一刻』のほのぼのとした下宿を引き合いに出しました。人情とつながりを大事にする新たな暮らし方を若者が始めたと、時代変化を肯定するコラムでした。

そうじゃなくて、満足な家賃が払えない低所得ゆえのシェアハウスでしょう。6万円のマンションは手が届かず、3万円のシェアハウスへ若者たちの暮らしの質が落ちた。貧困で家のシェアを余儀なくされているだけ。路上生活の一歩手前。人とのきずなの台頭ではなく、要はビンボー。

退却を転進と言い替える戦中報道の伝統というか。デフレと搾取の肯定。支配者層の世論操作に、若者は勝たなければいけません。負けたら日本萎縮を止めるメンツがいない。仮に東南アジアの人がこの地に来ても、伸びずに縮む無気力ニッポンの空気になじめず、母国より夢がないと一年半で気づくでしょう。
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