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2017/10/28

ケネディ大統領暗殺の公文書をトランプ大統領が公開

アメリカ民主党のケネディ元大統領暗殺事件の公文書を、共和党のトランプ現大統領が公開する話題。暗殺だからむろん陰謀ですが、主犯が公的機関にいると世間で言われ続けた最大の理由は、銃弾の不合理でした。

大統領の被弾は、背中と首を後から、頭を前からとされます。逮捕され二日後に殺されたオズワルドは、大統領を後から撃てても、後へ向けたマンストッピングはできません。近年の情報は、3種の銃から計5発だという。狙撃者は3方向にいたのに、公式記録では単独犯。独りなら、誰が口封じ?

事件後たくさんの憶測やつくり話の陰謀説が故意に流され、論が踊りました。かなり前に日本のテレビ特番を見た後輩がこう言いました。「大統領の奥さんが、散らばった脳を手でかき集めるシーンが放映された」と。今のネットでも同じ説明が出回っています。

いわゆるザプルーダーフィルムを見ると、なるほどオープンカーのトランクリッドに乗り出した妻ジャクリーンが両手でゴシゴシします。ところがよくよく見ると、そうはしていません。ジャクリーンは、片手で何かをつまみ上げただけ。かき集める動作とは違う。よく見れば。

「両手で脳をかき集めた」ではなく、「片手で骨片を拾った」が正解だそう。直行した病院で医者に渡した記録があります。だから、彼女が車から逃げ出そうとした説もつくり話。言葉説明に引っ張られて、映像が違って見える不思議な現象が起きた例です。

美術でも「この絵はこれこれです」の説明で、似た鑑賞体験が起きるでしょう。言葉に引っ張られ集団勘違いが起き、デマも生まれやすいでしょう。ところでこの公文書というもの。ゴッホの当時の公文書がみつかれば、絵に関する秘密やおもしろネタも出てくるかも知れません。しかし現実は、当時無名すぎて他人による記録なし。
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