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この26年の日本は経済政策を間違い、国力が低下しました。近隣国との摩擦激化など国威衰退の悪影響も露骨でした。最近ニューヨークタイムズが、その失敗をまた指摘しました。その失政の根が何かはネットにもあまり書かれませんが、日本の借金700兆円というデマでした。

今も国民の大半が固く胸に刻んだままの、700兆円、800兆円、900兆円、1000兆円という数字。赤ちゃんも含め、国民一人当たり800万円以上という重い借金。日本の未来を真っ暗に変えてしまった子孫の絶望的な負債は、しかし実は国民の頭脳を見切った巧妙なウソでした。

日本の未来を論じる議員や評論家、会社員や主婦たちの共通する勘違いが強固すぎて、国ぐるみ妄想から戻れない状態です。勘違い同士がケンケンがくがくの議論で、暗い未来を再確認し合う繰り返しでした。

その勘違いとは何か。1000兆円を返す前提です。返済。日本の破綻確定を嘆く悲観者も、破綻など起きるものかとなだめる楽観者も、ともに借金を返す前提で話をします。返済してがんばって零円に戻して、さらに努力して黒字に持って行くつもり。そんな奇行を考える国は地球上にないのに。

「日本の海外借金」はウソで、「政府の国内借入」です。政府プライマリーバランス(基礎的財政収支)で、日銀と他金融が出資した国債で生じる貸方円建て残高であり、日本政府が日本国民に借金している額です。赤ちゃん以上が政府に800万円以上貸しています。「国に」ではなく「政府に」。

政府借入金は明治時代から何万倍にも増え、やがて1京円、いずれ100垓円(今の1000万倍)になっても正常です。経済学者は財政立て直しは虚偽と知る上で、「日本は借金で破綻する」のポジショントーク中。識者が自己実現のために国民をあざむくのは、芸術分野より経済分野がひどい。
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