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2018/11/02

変態仮装行列と呼ばれる渋谷ハロウィン騒動と日本の芸術

2018年のハロウィン祭が国内各地で行われましたが、渋谷では暴動になり事件化しています。地元商店街からも「変態仮装行列」と呼ばれ、話題が世界に拡散中。しかし暴動の原因をコメンテーターが語る時に、どうしてもブレーキがかかる部分があります。

「27年目になる長期デフレ不況によって、人生が丸ごと停滞の時代に含まれる若年層は、いつでも狂い出せる心因と背中合わせ」というような分析は厳禁です。なぜかといえば、今は空前の好景気だと政府が定義しているから。政府の顔に泥を塗ると、政府から報道ソースがもらえなくなる。

今は不景気だという直接表現だと、テレビ局から排除され職を失い所得を減らす危険に、コメンテーターや局職員たちもさらされます。自由トークは許されず、人を虐げると何が起きるかも今の日本でアンタッチャブル。

渋谷のあの場所は、国際的に東京の顔です。テレビニュースでも素人動画サイトでも、東京の映像といえば、あの向きから見た渋谷交差点と街並みがよく出てきます。渋谷に関係がない日本全般の話題でも、象徴的に渋谷の写真が使われます。

養護施設の19人刺殺事件が起きた時も、職員だった若い男が故意犯かつ確信犯という、その動機を報道は説明できませんでした。しかし日本版の格差社会にきちんと向き合えば、犯人の思考や情熱や狙いは順当すぎるミエミエの犯行だったのです。首をかしげる人こそ世情にうとい。

調査基準を変えて不景気を好景気と言い替え、庶民の滅入る気分が悪化し、何かの拍子に狂う下地はできています。庶民はそんな思いを芸術表現にでも向けようにも、市場もなく無意味。やむなく粗暴な破壊行動で発散した「日本死ね」のきずなはミエミエすぎ。要は、秋葉原の続き。
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