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2019/01/01

何かができそうな新元号の美術文化活動|新人の参加希望者の勢い

新しい参加希望者の「色々やりたい」「何かができそう」という未来志向で、明るい気持ちになります。美術に限らず、この志向が日本国内でしぼんだせいで、不景気に納得してしまう人が増えたのでしょう。「日本はもう経済成長しないから」というなげやり人間が、テレビラジオにめっきり増えたのは確かです。

不景気とは、消費と投資が節約で冷えた状態のことです。「消費と投資が冷えると不景気が起きる」の言い方は間違いです。冷えた状態が不景気なので、「頭が痛くなると頭痛が起きる」式のトートロジーです。とたんに気がつくのは、株価上昇は景気と関係がない点です。具体的にどういうことか。

株価が上がり配当金を得るのは、イギリスやアメリカや中国圏の投資家と持ち株会社など、日本に住まない富裕層が大半です。彼らの収入は、日本全国のシャッター通りに店が戻る話と関係なし。日本の会社員がマイカーを大型に買い替えるブームもないし。コンビニの正月休みブームは、実は消費縮小の証拠です。

しかし国民は事態をイマイチ理解できず、低所得を自分の罪だと思い、気が滅入り自殺しています。しかもネットに、低所得者はまじめに働かないからだと、書いて回る関係者が複数います。裏側に不況バンザイの特殊な面々が詰めて、国内分断を進めている証拠です。日本の分断。不況は人災でなく故意とわかります。

養護施設の19人刺殺犯人はそうした活字に感化され、始末する汚れ役を買って出たハネ上がりだった蓋然性が高いのです。犯人はたぶん親切なタイプ。事件がデフレ不況の末路と気づかない国民はやばい。国民は、国内テロは未来に起きると思い込み、そのテロを悪人が起こすと思い込んでいます。

その日本で「色々やりたい」「何かができそうだ」という新世代は、なげやり人間に勝たなくてはいけない。日本が好転する出発点は、常に外圧と世代交代でした。自浄はない話。国益に使える外圧はないか、美術でも探しています。謹賀新年。
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