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2019/04/04

日本美術を躍進させる研究会ファンクラブの目的意識

クラウド・ファンディングの第二弾を昨日公開しました。『日本美術を躍進させる研究会ファンクラブ』と題して、日本の美術市場を今よりも大きくしようという、勉強会的な変則案です。難解なテーマなので、ゴールを設けないファンクラブ型を選びました。

活字情報発信に重点を置き、細く長くということを考えました。2018年に国内で公的な話題となった「日本の美術市場は小さい」「絵や彫刻を買う人が少ない」問題を研究するものです。一時的ニュースですぐに忘れられましたが、その後好転したわけでもありません。

欧米の美術市場にも問題は多いのでしょうが、国内に最も抜けているのは誰が作品の価値を決めるかです。美術作品を前にして、国民が自分で考えて値打ち決めする判断を、やってはいけない空気が強く残っている特異な問題です。出すぎた真似であるかのように。

別に難しい話にしなくても、周囲にこんな声が満ちています。「美術なんて高尚なもんは自分にはさっぱりです」「アートとか全然だめ」「僕は絵はわかりません」といちいち前置きする人が多い。その「わかる」がどういう意味かは別にして。

わからないと言う人が多い地は、売買も細い。展示会は盛況でも見るだけ。ついに政府も市場の小ささを問題視して、美術館の所蔵作品を外資にも流せる道を設け、運営経費をつくる構想が出たほど。その構想への反応は「難しいからわからない」「勝手にやれば?」。

「絵なんて好きなように見ればいいでしょ」になぜか日本だけ遠く、この内外差が市場規模の差になっています。しかも絵が売れない理由の説明は、絵の価値を国民に伝える努力不足だとして、資産運用の話になっています。絵を見る目を養う話ではなく、絵の信用情報を強化する話になっています。
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