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2019/04/14

世界も日本も対立と分断が進む原因はグローバル思想

イギリスのブレグジットは、イギリス分裂とEU分裂の同時進行ですが、似た現象は日本にもあります。一例は大阪都構想で、上司の大阪府からみて部下の大阪市が強すぎるから、市を政令指定都市から格下げする改革です。

東京23区のように大阪市を区分けし、長年の既得権者を排除する意図らしく。イギリスのブレグジットと同様に、住民投票で賛成反対が真っ二つでした。似た独立への動きはいくつかあります。「北海道独立宣言」「横浜市特別自治構想」「琉球独立運動」以外にも潜伏していて。

一方東京23区の住民には、東京市へ戻したい願いが昔からあるという。動機は民主主義と自治権の回復で、イギリスのブレグジットと同じですが、大阪都構想とは逆方向です。大阪市を補強する特別自治市構想と思いきや、府を補強する都構想なので「?」が多かったのです。

これら独立ブームの背景は自己責任論です。根幹は、新自由主義経済による世界のグローバル化で、人、物、金の移動の自由は規制緩和なる保護放棄とセットゆえ、助け合いやセイフティーは不正です。傾いたやつは不要だから倒して、勝者は一人とするのがグローバル思想。そこで二番以降が脱退し独立するわけ。

二重行政などの無駄を削減したくなる原因は、むろんデフレ不況です。内部の資金争奪戦は当然の帰結。グローバルは耳当たりがよくても、富を上方移転させ庶民を貧困化させるビジネスモデルなので、社会の余裕が消えてギスギスします。きずなの語が平成に流行ったのは、互助を違法とする時代風潮だから。

発想を転換した有志グループも現れました。イギリスの混迷は他人事でなく、令和時代をきっかけに新自由主義経済をやめ、節約もやめて経済成長を優先する運動。ところで分断で伸び悩む事例は、日本で起きた美術からの現代美術の脱出もそうです。現代美術の立場は、北海道、横浜、沖縄と何かが似ているのかも。
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