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2019/06/15

日本をインフレ経済に持って行くことができない謎

美術家はインフレとデフレのどちらがありがたいか。当然インフレです。インフレは買い物ブームになります。作品を欲しい人が2人より5人の方が高く多く売れ、穴場狙いも現れる。売れるから作るから売れるから作る、と経済成長の好循環がインフレ。逆に衰退の悪循環がデフレ。今がそう。

インフレ基調だと物価がほどよく上がり、お金の値打ちが前年より下がるので消費が増え、所得が物価以上に増えます。国民は趣味の手を広げ、体験も教養も学力も上がり、笑顔で優しい気持ちになる。実例は1960年代(東京五輪)と、1990年頃(バブル)でした。80年代の成果が、昨今のノーベル賞多発。

ネットでは、ハイパーインフレ警告を見ます。日本のインフレ記録は敗戦の翌年の300パーセントでした。今400円のラーメンが1600円に上がる計算です。それに対してハイパーインフレは13000パーセントだから、ラーメンが52400円に上がります。これが起きるのは、核か量子かプラズマ兵器での国土撃沈しかない。インフレ恐怖症は無意味。

朝まで飲み明かして歌って踊ったバブルの、インフレ率ピークは3.25パーセントでした。それだけでもアメリカの版画が60万円で売れまくり、文系の学生まで買いました。通販カタログに3千万円のイギリス車がのった時代。そのインフレに今持ち込めば、日本の市場も企業も復活するでしょう。

だから、国会議員も日銀総裁もインフレを目指すと誓っています。なのに不思議。物が売れなくなるデフレ促進を続けた不可解な平成時代でした。逆走した動機は今も定説がありません。不勉強説、馬鹿説、信条説、復讐説、買収説、出世優先説、法令遵守説、ハニトラ説、国際金融陰謀説など。

正解を誓いながら、逆方向へ走り続ける。実は美術でよくあります。新しい創造ですとパンフに書いて、古風で非創造的な公募展覧会はざら。ともあれ、デフレ不況からインフレ好況に変われば、美術界も好景気に変わり創造性が高まるのは美術史でも明らかでしょう。
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