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2019/08/15

銀行の信用創造は芸術の創造と関係あるのか

お金の成り立ちというものが、芸術よりは数段も難解で高度だという事実を知り、人間の精神活動の不思議な深さを感じています。平成日本の経済が墜落した失敗を指して、「僕らは同じ轍を踏まない」とはっきり言ったのは中国政府でした。

そこをはっきり言わず、こっそり誓い合っているむっつりの例がアメリカ政府で、共和党と民主党とも「日本の失敗に学べ」で一致しているという。日本の失敗は、デフレ時にインフレ叩きを行った数点の政策ミスを指すらしい。消費税と政府赤字削減と緊縮財政と基礎的財政収支均衡です。凍傷なのにアイスノンを使った。

お金と国家の話題で最大のキモは、信用創造という概念です。みんなが使うお金は全て信用創造で生まれます。美術展参加者の中に銀行出身の方もいて、ネット情報では日本の銀行員の半数が、日常業務である信用創造の意味を正しく理解しているという。残り半数は誤解しているそうです。

信用創造の真の意味はこうです。銀行が会社社長に融資する時に、万年筆マネーを貸し出すのです。窓口で貨幣を新造しており、完ぺきな「打ち出のこづち」です。銀行側が持つ預金残高から回しているのではない。つまり誤解する人はそこです。他人の預金を流用していると思って、又貸し業務だと勘違いしています。

これは信用創造の英語「マネー・クリエイション」ならわかりやすく、貸しているのに「マネー・レンタル」とは呼ばない。レンタルなど行っていないから。国会に招へいされる経済評論家や、ノーベル経済学賞の人まで信用創造の真意を誤解しているのは、芸術の創造への激しい誤解に匹敵すると感じます。

日本での絵画盗作シーンで、他人の画集から選んで似せたり、外国作家の絵を撮影した模写で連続受賞していた例がありました。ネタを使い回す方がイメージがわくわけか。確かに絵画への信頼は、どこかで見た二番煎じがかえって上だし。創造は常に人類の理解の外です。
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