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2019/10/09

ノーベル化学賞のリチウムイオン電池とバブル時代

2019年のノーベル賞候補一覧が事前に出回っていて、これが来そうだと感じた方が多かったかも知れません。リチウムイオン電池の開発で、旭化成の吉野彰氏が化学賞に決まりました。社内外に協力者がかなり多い研究だったことでしょう。

バブル時代の前に発売されたリチウムイオン電池には、大きい欠点がありました。メモリー効果です。充電を繰り返すうちに、いっぱいまで入りきる電力が減ってしまいます。使っているうちに使用可能時間が短くなり、こまめな充電もだめという注意書きが目につきました。

それがもうとっくに目立たないほど、長寿命の製品に変わっています。今、普通に一眼レフカメラを買うと、ローエンド製品でさえストロボと、モータードライブも付属します。以前は、単三電池8本のバッテリーパックなどが必要でした。

ところでリチウムイオン電池を、リチウム電池と略して呼ぶと、異なる別ものになります。リチウム電池の代表は、パソコンのマザーボードにはめ込んであるボタン電池です。CR2032の型番は、コイン形状のリチウム電池、直径20ミリ、厚さ3.2ミリの意味。

今回のノーベル賞となったリチウムイオン電池は、当初爆発炎上した事例があり、ノートパソコンをジェット旅客機の客室に入れないなどの制約がありました。この面も高性能化しています。日本で決定的な製品が出たことも、当時は当然な気がしていましたが。

やはり話はこっちへ向かいます。1990年頃の日本は、世界初を目指す創造に燃えていました。ジャパンマネーが内需に向いて。今は緊縮財政(通貨削減)が選択されて、国際競争の通信機器仕様5Gも日本は蚊帳の外。日本が小走りすれば5Gなどはちょろいのに、政府財政の逆走で内需が消えたから旭化成も動けず。
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