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2019/10/11

銀行が消える日が近づいた令和日本|故意のデフレと低金利で崩壊寸前

銀行の役割が何なのか、日本国民の大半が完全に誤解しており、その原因は社会科の教科書がウソの説明だからだそうです。誤解が若者に多いのは、ウソ説明に接する機会が近年の方がかえって多いからだという。

ウソ説明はこうです。「銀行は国民からお金を預かり、そのお金を会社に貸す」。これに納得した人はウソ説明を信じています。正しく説明すればこうです。「銀行はお金を作って会社に貸す、その一方で国民のお金を預かる」。二つは別。

銀行の本業は貨幣を生んで貸すこと。預かる仕事は本来不要のオマケです。預金を流用して、又貸しする仕事ではない。だから昔から、銀行の預金業務を廃止する案があります。預金全額を全員が同時に引き出せないのは、単に通帳が貨幣だから。預からなくても貸せるのが国際ルール。教科書はそこを偽っています。

偽る動機は何なのか。1973年より昔に経済学を学んだ人による、天動説の吹き込みでしょう。天動説とは具体的には「金本位制度」です。悪気があっての国民洗脳ではなく、時代錯誤の教育荒廃と思われます。この誤解が優勢の今、銀行の存在意義を消し去る事態をまねいています。

銀行の儲けのタネは、店頭で創造(信用創造)したお金を会社に貸して、後に返金された際に増えている利子分です。金利。ところが政府の緊縮財政と増税で故意に起こしたデフレ不況で、どの会社も売れなくて増産向けの投資が消え、銀行は出番がなく干上がりました。このプロセスは忖度で表に出ない話です。

そこで銀行は、オマケのはずの国民の預金に課金して食べていく道に向かいます。その時デフレ不況で銀行利子は極小だから、国民は銀行に預けると損するので逃げます。厚かましいなりに経済成長の立役者だった銀行は、国ぐるみ経済成長を故意に放棄した令和の増税で、存在自体がじゃま扱いされ始めたという災難。
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