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2019/11/02

日本美術の海外紹介から、売り込み販売へ進展中

日本の画家や彫刻家に海外展示をあっせんしたり、外国への紹介事業を行う企業は多いらしいのです。しかしその活動に、共通する空白部分があると気づいたことがあります。それは「僕らは芸術なんてわかりません」と顔に書いてあることです。

もし担当者が芸術がわかるなら、当人自身が作品を見極めて、海外で売る画商をやればよいわけです。ところが自身は売る側に回っていない。何をするかといえば、海外の画商に国内美術家を紹介して、良いものを選んで取り扱ってもらう仕事だという。何その二重コンテスト?。

外国に主権を渡す前に、自身がまず販売者になって紹介すれば早いのに。そうはしないで最初から外国に丸投げしている。僕らは芸術などわかりません、わかる外国人に全てまかせます、という方針らしいのです。芸術は日本人にはわからないが、外国人ならわかるんだという前提があるらしい。

それで日本の美術家を取りまとめて、外国人に採点してもらうビジネスモデルなのです。買ってくれる欧米人ではなく、現地で売ってくれる欧米人を探す話になっていて。現地に日本の販売店を置き売り込む話でないのは、芸術がチンプンカンプンで深入りしないわけか。これでは事前の作品審査も怪しい。

ここの企画は画商活動です。新進を集めて育て、現地でバイヤーを探して。我々はディーラーを探す役ではなく、ディーラー役です。海外ディーラー登用はその次の段です。我々がまず売ってみる。売れるまで改良してみる。ならば作品をどういう視点で見るのか。その説明で、多くの活字を発信し著書も出しています。

その視点は、日本の芸術観と全く違います。一例として「具象が基本であり、応用した前衛が抽象である」という硬質な常識を踏みません。建前はそうだけど的な、本音とのずれもありません。美術として完全に間違った意味不明の作品も排除しないのは、日本でたぶんここだけ。
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