fc2ブログ
2020/10/23

芸能人の不審死が報道で目立つ|女性の危機にかまう者も不足

日本で若い芸能人や音楽家などが立て続けに死亡しているらしく、ほぼ自殺だとされます。他国も同様なのか、詳細はわかりません。日本では遺書類がないと、別の分類になるそうですが。

コロナで自粛が始まった時、自殺が増える予想がありました。結果は減り、戦時下と同じことかも知れません。4月以降の自殺数は目に見えて減りました。しかし7月から目に見えて増え、女性が多いという指摘もあります。

減少と増加の間に起きた変化は複数あります。まずコロナ感染者や発症者が減ってから、暑い夏からまた増えたこと。風邪とは思えない性質ですが。そして、気をもたせていたコロナ給付金を出した後で、もう出さないと国会議員が強調したこと。出さないのは貨幣観の妄想からくる、間違った信念です。

そこで心が折れて、八甲田山の映画を思わせます。「天は我を見放したか」と一人が言うと、何人かがバタバタと倒れ凍死した場面です。互いに勇気づけ助け合わないのは、流行中の自助という男性原理、新自由主義経済に特有の福祉敵視です。

あたかも耐久レースの様相で、必然性のない自助精神を振り回す者の陰で、失職や破産した者が自治体の施設に収容されています。破産が近い人々は極限のストレスがどこかで切れて、瞬間の判断で命を捨てているとみられます。

類似現象は、都構想こと大阪市廃止賛成の一部にもみられます。世界でも例外的に落ち続けたふるさとを憎悪し、政令指定都市という資格を放棄し気分がすっきりの自暴自棄です。大阪が落ちた理由は他県と同じ緊縮財政ですが、値引き交渉の習慣で一段と経済縮小する傾向もありそう。
関連記事
スポンサーサイト