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2020/11/08

アメリカ大統領選挙で共和党と民主党が交錯する時代|グローバリズム

トランプ現大統領とバイデン次期大統領内定に関して、国内マスコミはうまく論じられずにいます。ソースを引用する若いカリスマ論客たちも同様です。日本の報道は表面的すぎて、比較的新興のアメリカ合衆国の現実を拾えていません。

日本ではこうしたトップ選挙では、英語を和訳したスローガンと、伝え聞く人柄を印象論で組み立てます。アメリカではもっと突っ込んだ解説が出ています。日本で話題から消えている争点のひとつは、グローバリズムと反グローバリズムです。

日本の保守層からトランプが変に期待されるのは、反中国よりも反グローバリズムです。グローバリズムは、先進国の庶民から過度に搾取する階級闘争を経済思想化したものです。新自由主義のグローバリズムで利を得る上級国民層は、トランプと敵対する道理です。

コロナで全世界の焦点は、積極財政か緊縮財政かです。トランプは積極財政が基軸で、中国共産党はバリバリ積極です。緊縮財政はドイツやフランスで、世界最大の緊縮が日本です。なのでドイツは経済成長率が主要国で二番目に低く、日本は最低で、唯一の経済衰退国です。緊縮財政とは自国通貨の削減、お金減らしです。

アメリカ大統領選挙の上部構造には、国際金融資本の系列の代理戦争があります。イギリス系金融とアメリカ系金融が、交錯してややこしい。しかも共和党は本来は小さな政府、民主党は大きな政府なはずが、近年の新自由主義は大きな政府を否定した貧困促進なので、従来とずれています。

若年の論客は歴史経緯の情報不足で、結局は差別反対の視点にとどまっています。4年前から最悪の人選だったトランプに票が入るのは、支持者がアホだで済ませてはアメリカの混沌と苦悩が読めません。両候補とも米国史の流れを負う代理人でもあり、背後から縛られている点も重要です。
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