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2021/06/04

絵画撮影技術ガイドの楽しい製品選び|カメラと三脚と雲台

『絵画撮影技術ガイド』は楽しい講座ですが、何カ所かに難しい部分もあります。最大は照明の工夫ですが、作業効率を左右する隠れた機材はカメラを保持する三脚です。日本はデフレ不況なので、優れた三脚の中古がかなり安く買えます。

中古三脚のオークションで、フランス(今はイタリア)のジッツオ社の過去モデルが安価です。特徴は不思議なメカニカルデザインと精密さですが、脚部が金属からカーボンに替わって久しく、一昔前の重い合金製を手放す人が多いからでしょう。

ジッツオ社の製品は型番の数字があり、しかし途中で数字が変わっているので全貌がよくわかりません。製品の規模が手がかりになりますが、オークションを見ると書かれていない出品がほとんどです。

具体的には脚部は00型から5型まであり、脚パイプの最大の径が1型は24ミリ、2型は28ミリ、3型32ミリ、4型37ミリ、5型41ミリです。何型か何ミリかで製品規模がわかります。特に三段タイプは、4型か5型かが製品写真でわかりにくい。

大型三脚といえど日本の感覚と違います。フランスでは3型のスタデックスが中型ですが、同規模は日本で大型三脚と呼びます。4型がプロ・スタデックス、5型がテレ・スタデックス。最大は5型5段で高さ2.8メートル、重さ7キロで、雲台1.5キロをつけて、普通は4X5や8X10の大型カメラで使います。

プロフォトグラファーは三脚を何度も買い直すことが多いのは、どれも完成度が低くて使い勝手が悪いからです。三脚遍歴みたいなことになり、カメラがぶれないためには結局ジッツオ製を数種類そろえることになりやすい。しかし驚いたことに、シェアの8割はアメリカ、中国、日本だそうです。経済大国の高級志向?。
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