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2021/07/24

五輪その後の世界アフターコロナはどうなる|欧州が好景気に転じる中

無理やりの東京五輪が始まりました。こちらは現代アート絵画塾を続けています。嬉しい事実は、画家の作風が互いに類似していない点です。日本の隠れ作品は、各々が違う作風に広がっています。アフターコロナの欧州へ送る日が楽しみです。

コロナの6日前2020年1月に露呈した課題がありました。世界同時不況で販売価格が落ちすぎた問題です。ドイツの貧困化。2019年のニュースで日本より不景気と言われたほどでした。実際は日本が主要国で最低で、ドイツは二番ですが。

原因は新自由主義が掲げた、政府の財政をなくす思想です。新自由主義経済とは、経済は完全自由が正しく、公が調整するのを悪とする原理主義です。緊縮財政をとり、市中のお金を削減して貧困化させます。福祉は敵、自助が全て。弱者は淘汰。弱肉強食の優生思想、選民思想です。

EUは新自由主義で設計され、北欧のスウェーデンは福祉国から脱落してズタボロ。イタリアやスペインは国難、アートギャラリーも没落しました。しかし新型コロナで一転して、通貨のばらまきが推奨され、アメリカやカナダは景気回復の途にあります。

EU国の景気回復が遅いのは、打ち出の小づちといえる自国通貨を捨てたからです。マルクやフランやリラやペセタはもうない。日本は円をばらまけば、すぐに富裕な福祉国に戻れますが、新自由主義を続けています。貧困化で利を得た上級国民は、経済回復を阻止する側に回るので、何か外圧が必要です。

日本が貧困化を進める政策を続ける時間帯に、世界は富裕化へシフトしています。日独美術展では、日本のデフレ不況と海外のインフレ好況の落差が開き切った状態に直面しそうです。画家も沈黙して成り行きの受け身では、座して死を待つことになるでしょう。
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