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2022/02/22

世界のインフレ懸念で人類は大荒れ|コロナ恐慌後の景気動転

世界のインフレが報道されています。話題の中心はアメリカで、ドイツもインフレ基調だと聞いています。ただしインフレは世界でも日本でも誤解のデパートです。「インフレ怖い」は間違いで、インフレは好景気の基盤です。

インフレは物価の上昇を指し、通貨量に対して商品の供給量が少ないと起きます。ところが大きく二種類に分かれ、良性と悪性があります。良性はデマンドプル型インフレ、悪性はコストプッシュ型インフレ。需要けん引型か、原価押し上げ型か。

良性は通貨発行とばらまきで起きる消費ブームで、悪性は資源高騰で原価が上がる狂乱物価です。良性は物価以上に所得が上がります。悪性は所得が上がらないか下がります。悪性をスタグフレーションと呼びます。

日本以外は良性と悪性が同時に起きています。コロナ対策で大金をばらまいた好景気と、コロナ不況後の石油高騰による不景気が同時です。それでアメリカはテーパリング(景気上昇政策の縮小)をやるやる言いながら、良性と悪性の成分を見極め中です。日本はばらまき拒否し良性と無縁で、悪性インフレだけです。

人の体温なら、良性はスポーツで体温上昇。悪性は病原菌に感染しての体温上昇。良性は冷やして熱中症を防ぎます。悪性は冷やすと悪化します。インフレも同じで、冷却すべきとは限りません。良性と悪性で逆の対応が必要です。

このように一語に二つの意味があると、世界が大混乱します。日本でもインフレは怖いからと物価を下げ続け、企業がつぶれリストラやブラック企業の大ブームで、主要国で唯一経済衰退中です。経済用語の誤訳も犯人の一味なのです。
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