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2022/07/01

熱中症は暑い中で無理せずに発症する|ドイツと違う日本の風物?

2022年は各地で梅雨入りが6月11~14日、梅雨明けが6月27~28日と、記録的に早く短く終わりました。長雨も豪雨もなく、セミが鳴くより前に晴天続きに戻った奇妙な年です。そのせいか熱中症になりました。ドイツでは流行らない疾患でも、日本では毎年亡くなる人が続出します。

食中毒は真夏の盛りより、涼しくなった秋口に多い統計があります。熱中症は逆にセミが鳴き続ける暑い夏よりも、まだそれほど暑くない梅雨の終わりに意外に多発するらしく。

熱中症の報道を聞くと、炎天下で水を飲まずにがんばったかに思えますが、全く違うらしい。「暑い中でよっぽど無理した人だろう」「自分は気をつけて適度に水を飲もう」と心がけている人が、平時の室内で突然発症するのです。

原因の多くは、猛暑の真夏に体が順応しきらないうちに、春から夏に完全に変わる境目の、体温調節機能の不全です。周囲の温度が35度になった炎天よりも、30度を超える夏日の出始めが危ない。

ひとつの目安で、夜寝て明け方トイレに行かない程度の水分摂取だと、少なすぎて危険です。その夜が扇風機がいらない程度で少しムシムシし、翌日に熱中症になりました。無理した覚えはないのに。2020年にも同じ現象が起きていたので、やっとわかりました。

実感にそむいて、セオリーに従うべきことは多くあります。今日本で騒動の消費税もそうで、国民は福祉の財源だと誤認し、実際は余剰通貨の廃棄です。増税すればするほど増税が必要になる道理で、「国費は国民負担だ」の実感で走っている限り世界と逆行します。
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