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2022/12/04

画集を初めて出版しました|かなり手間がかかる問題がまだ残る

Amazonの電子出版から、今日12月4日にまた一冊出版しました。それも初の画集です。ひとつの目的は活字本にくらべ、画集というジャンルは作る手順が異なり、使うソフトも別物になるし、そのテスト的な意味もありました。

ネットで「簡単に出版できる」と誘っているのは、理屈はそうであっても、実際にやってみれば変な壁がやたら多いことがわかります。それでネット記事でもソースプログラムを書き換えるなどの複雑な説明もあるし、行き詰まりやすい。出版専用ソフトのバグも目立ちます。

活字本は基本的にインターネット用WEB言語で記述しますが、画集は同様に作ってもバラバラに壊れるから、専用のソフトを二つ新たにインストールして、編集用とモニター用を使い分けます。ところが編集ソフトは正常に動作しません。不具合が多くて不安定です。しかも情報がネットに少ない。

あるページを作り次のページにタッチすると、ストンとソフトが終了し差分が全て消滅して、一向に前に進みません。ページを差し替えても自動で番号が詰めてくれずに、枝番がついて増えていきどれがどれかわからないし。

さらに入稿データ書き出しの挙動が変で、表紙が頭に足されたり0ページを上書きしたりと成否が運まかせで、何度も何度も一から作り直しています。この不具合はネット相談にも出ていました。画像が勝手に巨大化したり、周囲に意味不明の余白ができたりも。

実はドイツ側から製本を依頼され準備していた、その時に壁を調査していました。その出版はボツになり、その時の方法で本当に11月中に出せていたのか、最後まで確かめるために急きょ別の画集で試しました。ちなみに電子出版本のお客の最大の不満は「字がつぶれて読めない」だそう。そこは何度も何度も実験しました。
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