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2022/12/13

インボイス制度という自滅で倒れゆく日本文化|アニメやロックの撲滅

日本美術のドイツ展示を背後から支えるひとつは、実はアニメ文化です。日本画は西欧の写実具象と異なる略画であり、その延長にアニメの線画があります。だからアニメに影響を受けた新世代画家の人物画は、現代の浮世絵としても通り、ドイツで好評です。盛り上がります。

そのアニメ業界をボロボロにしてきたのが緊縮財政と消費税増税で、今度はインボイス制度が強行され、日本文化撲滅をたたみ込んできました。ちなみに日本文化を撲滅する勢力は新自由主義とグローバリズムで、ワシントン・コンセンサスの路線です。上位がいわゆる「ワンワールド思想」です。

最近日本で話題は、消費税は直接税だった事実です。1990年や2002年の裁判判決で「預り金でない」と確定済みでした。消費税の嘘への接ぎ木がインボイス制度です。年売上千万円以下の個人タクシーやたこ焼き店、アニメ、Jポップ、デザイン、アートなど零細に1割増税します。皆赤字に落ちて廃業続出でしょう。

インボイスという語を聞いた方で、物語企画より前の、物語募集より前の初期展示に加わった方は、自ら書いた覚えがあるはず。郵便局から国際小包を送る時、作品の種類と材質と重さと個数と価格を書き、伝票とともに局に提出するインヴォイス用紙A4版です。

インボイスは請求書や内訳書を指す英語にすぎず、領収証の英語レシートとペアの用語です。「世界はインボイスを導入しているから日本も」は、増税の方便として外来語を振り回して意味不明です。日本の「失われた30年」の経済衰退を、さらに強める圧がインボイスです。

初期の会員はインボイス書類を12年前から、多い方は20回以上書いたはず。免税や預り金はフェイクだと気づけます。インボイスを吹っ掛けられても、全員が無視すると制度は不成立で、OKした人は増税に加担し日本現代文化の敵に回る理屈です。
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