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2022/12/24

クリスマス前に画集をまた出版しました|今度は簡単にできました

今日はクリスマスイブですが、それを期限として前の画集に続いてもう一冊出しました。今度は絵具の絵画です。2011年に欧米で展示する企画向けに用意した新しい連作30点です。終盤の全てを並べてみました。作品の出来不出来がゆれる様子がわかります。

クリスマスイブが土曜なので、ラジオ番組はクリスマス音楽特集が連チャンです。昔、日曜学校へ通って、その後に洗礼を受けた者の証しとして、礼拝で角砂糖形のパンをいただいたことがあり、でも無宗教で強いていえば芸術教です。

日本人のキリスト教観は、クリスマスのイメージがメインです。たとえばサンタクロースの赤い服のルーツは、コカコーラの宣伝ポスターだった説のように、商戦によって広まってきたと思われます。そしてクリスマスケーキです。

海外のクリスマス画像に、日本式の大型デコレーションケーキは見当たらず、日本のイノベーションとわかります。クリームケーキは四角い紙箱、アイスケーキは円柱状のスチロール箱。予約したケーキを会社員が家に持ち帰る姿が、好景気の光景でした。箱が大きいと家族が多いのかなと。

クリスマスはなぜ人気かの分析は、全体デザインのよさに行き着きます。クリスマスツリー、クリスマスケーキ、クリスマスソング。福祉の走りのサンタクロースとトナカイも合流し、ヒイラギやもみの木に雪、キャンドルや星空などが全て記号化され、直ちに連想されるほどイメージがつながっています。

よその宗教を商戦に使うことに抵抗が小さい日本は、当然経済大国として世界経済を引っ張るVIP国になりましたが、平成の緊縮財政と消費税増税でみる影もなく。クリスマスケーキが売れすぎて品薄だったデマンドプル型インフレに、積極財政と減税でまた戻したいところです。
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