2023年が激動の年になる理由は?|コストプッシュ型インフレ
ネットニュースや動画などに「これから世界は激動になる」のあおりが多くみられます。実はこれ、1970年代の再来です。あの時何があったのか。二つのショックです。オイルショック(1970-79)とドルショック(1971-73)。オイルショックとは、中東国が組織化し原油価格が高騰した事態です。
希少価値が根拠の計画生産で値上げし、エネルギー資源が足りる米ソ以外は、輸入価格が上がるせいで商品類の全てが値上がりしました。「悪性コストプッシュ型インフレ」の、いわゆる狂乱物価です。物価が上がれど所得が上がらず、むしろ下がる現象です。
インフレには二種類あり、通貨ばらまきで起きるのが良性デマンドプル型インフレです。これはサイフが厚くなった国民が買い物ブームを起こし、商品がよく売れるから強気価格になる値上げです。物価が2割上がっても給与報酬は3割上がる、嬉しいインフレです。
1970年代は、悲惨な悪性コストプッシュ型インフレでした。物価高騰をイギリスが止めきれず「英国病」と誤診します。米シカゴ学派の新自由主義者にだまされ政策を誤り、今日の世界同時不況と欧州先進国の没落と、独裁的な共産主義の躍進を招くことになりました。
新自由主義で故意に国力を下げる貧困化作戦で、「失われた34年」の日本もそう。実は英米が日本よりも先に国力衰退に追い込まれ、英ジョンソン首相と米トランプ大統領は、衰退した自国を立て直す反撃でした。それで衰退推進派に抱き込まれていた報道各社から叩かれることに。
しかし変です。1970年代に氷河期が来て、英国は氷で冷やす誤った措置をとった。冷え切った50年後の今、また氷河期が来た。ここでさらに冷やすよう各国が向かうのか。冷やしてばかりだと世界大戦も近づく。コストプッシュ型は70年代と同様の不景気だから、金利上げも増税も自滅です。なのにやる動きがあります。
希少価値が根拠の計画生産で値上げし、エネルギー資源が足りる米ソ以外は、輸入価格が上がるせいで商品類の全てが値上がりしました。「悪性コストプッシュ型インフレ」の、いわゆる狂乱物価です。物価が上がれど所得が上がらず、むしろ下がる現象です。
インフレには二種類あり、通貨ばらまきで起きるのが良性デマンドプル型インフレです。これはサイフが厚くなった国民が買い物ブームを起こし、商品がよく売れるから強気価格になる値上げです。物価が2割上がっても給与報酬は3割上がる、嬉しいインフレです。
1970年代は、悲惨な悪性コストプッシュ型インフレでした。物価高騰をイギリスが止めきれず「英国病」と誤診します。米シカゴ学派の新自由主義者にだまされ政策を誤り、今日の世界同時不況と欧州先進国の没落と、独裁的な共産主義の躍進を招くことになりました。
新自由主義で故意に国力を下げる貧困化作戦で、「失われた34年」の日本もそう。実は英米が日本よりも先に国力衰退に追い込まれ、英ジョンソン首相と米トランプ大統領は、衰退した自国を立て直す反撃でした。それで衰退推進派に抱き込まれていた報道各社から叩かれることに。
しかし変です。1970年代に氷河期が来て、英国は氷で冷やす誤った措置をとった。冷え切った50年後の今、また氷河期が来た。ここでさらに冷やすよう各国が向かうのか。冷やしてばかりだと世界大戦も近づく。コストプッシュ型は70年代と同様の不景気だから、金利上げも増税も自滅です。なのにやる動きがあります。
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