fc2ブログ
2023/10/16

個人情報保護を強め始めたドイツ|規制緩和で横流し準備の日本

海外在住者に日本に戻らないよう念押ししてきた理由のひとつが、個人情報を売る国策です。ドイツなどEU国は個人情報を商人に渡すことに反対し規制しています。日本では新自由主義とグローバリズムに基づき、規制緩和が続きます。

日本で少し前に改正された法律では、マイナンバーカードに記録する個人情報は、生徒時代の学校成績、犯罪歴、病歴、思想信条、宗教、支持政党なども含まれています。他の情報とのひもづけは閲覧者が合成し、買った商品や本、人脈や交友関係や堕胎や遺伝子情報も、当然加えられていきます。

それらは企業ビジネスで欲しい情報です。社員採用でプライベートを調べたいし、誰を出世させるかも判断しやすくなる。生命保険会社は健全者を多く集めたいし、中絶の記録から水子の霊を供養する壷も売り込みたい。国民全員を採点したい。

このおぞましい未来を国民が許す最大の理由は、日本だけで起きている平成令和のデフレ不況です。デフレとは物価が下がる意味でとらえがちですが、実は経済縮小を意味します。政府が通貨発行を止めて増税を続け、皆のお金が増えずに減るようにすれば、GDPは上がらなくなる。

貧困化した国民は明るい未来を喪失し、政策に物言う態度が引っ込みます。何をされても黙って従うよう、メンタル崩壊が起きて無気力となる。この国民の無力化に資本家が期待する理由は、効率よく儲かるように社会ルールを変えるコストが低くて済むから。農薬の濃度を爆上げしてよい法律もスッと通る。

つまり今起きている人類全体の転落は、資本主義が進みすぎたせいではなく、資本主義に反する新自由主義のせいです。今の全世界は、資本主義に替わる主義が必要なのではなく、資本主義からの脱線をやめることが必要。資本主義に戻してGDPを上げる政策が望まれます。改革が不十分だという声は、認識が逆さまです。
関連記事
スポンサーサイト